さ い こ う ほ い く え ん
社会福祉法人
大里福祉会
西光保育園

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改善報告
先般、当園ホームページ上にて公告いたしました(現在は削除済み)、
当園ホームページ保育日記上に、掲載のご承諾をいただいていないお子様の写真を誤って掲載してしまった事象に対する改善報告書ならびに第三者委員会報告書を下記に掲載しております。
令和7年6月5日
西光保育園 解決責任者
園 長 西 敏昭
主任保育士 石橋 裕子
改善報告書
●意見・要望・苦情・不満の主旨及び内容
当園ホームページ保育日記上で、ご承諾をいただいていないお子様の写真を誤って、掲載してしましました。
保護者様より、個人情報に関するお知らせの書類を見せて欲しいとのお話があった時も迅速な対応ができず、即時の解決ができませんでした。
その後も、適切な説明や対処を申し上げることができず、ご心配と不信感を解消できない状況が続いています。
この過ちと状況を解決すべく、園長ならびに全職員で反省し、このようなことが二度と起こらないよう努めてまいります。
●改善策の実施内容
・令和7年4月14日(月) 第三者委員会の立ち上げ
鎮西保育園園長・大川保育園園長に第三者委員として客観的立場から調査、分析が園長、
主任同席のもと行われました。※第三者委員会報告書参照
・令和7年4月14日(月) 北九州市市役所 子ども家庭局 子ども家庭部 こども施設企画課に報告
問題点の指摘と現状についての自己評価の指示と園全体で情報を共有し改善策を話合い、
実行に移すよう指導がありました。
また、第三者委員会の立ち上げ方や今後についても指導を受けました。
・令和7年4月14日(月) 緊急職員会議
全職員で問題点を探し、指摘と反省を行いました。
情報の共有を行い、対応策を話し合いました。
改善できるところを直ちに改善できるよう行動をとりました。
【具体的な対策】
・個人情報の取り扱いを見直し、厳格な態度で取り組みます。
職員会議や園内研修で個人情報の重要性と適正な取り扱いについて繰り返し学び、全職員で対策、保護がおこなえるようにしま
す。
・全園児の同意・不同意を理解、周知し、誤りのないよう細心の注意を払います。
・個人情報に関わる内容の撮影を行いません。
・SNSの利用時、ホームページ、写真展、配信、保育園内での掲示、おたよりなどでの写真(メディア使用)、等を使用する時は複
数人で確認を行い誤りのないようにします。
・個人情報やSNS利用について、詳しい内容を保護者に伝え、理解していただけるよう努めてまいります。
・職員一人一人が保育園に関わる全ての方について、人権や尊厳を守るよう、問題意識を持って行動します。
今後も情報の管理を厳格に行い、ミスのない体制と対策を実行し、同じ過ちを繰り返さないよう努力してまいります。
令和7年6月3日
第三者委員 鎮西保育園 園長
第三者委員 大川保育園 園長
第三者委員会報告書
1.当調査の依頼
西光保育園ホームページ上、保育日記の令和7年1月15日お正月あそびの記事で、
個人情報に関するお知らせ(個人情報使用に関する同意・不同意を確認する書類)で不同意になっている園児の写真を誤って掲載していた。
園児の保護者が気付き、個人情報に関するお知らせの開示を求めたが、すぐに開示されず、開示できない理由も理解できないものであった。
話しを続ける中で、こどもの写真が不同意であるにも関わらず掲載されたことを自覚し謝罪を受けたが、その場に同席していなかった父親には連絡や報告はなく、非常に不愉快に感じる。
その後、園児の写真はホームページから削除されたが、説明や連絡は無く不信感を抱く。
令和7年4月12日西光保育園で行われた、父母の会総会においても、正式な説明や謝罪はなく、話合いの場でインスタグラムの開設の話をしていたことに、不安と怒りを感じた。
以上の内容を責任者と話し合うべく、父親が同日午後7時頃に保育園に苦情の電話を入れる。
2.本件の問題点
はじめに、個人情報に関するお知らせで、個人情報使用の同意・不同意をかわし確認しているにもかかわらず、写真を掲載したのはなぜか。
園児保護者からの申し出ですぐに対応できなかったことも問題である。
その後の父親との電話や話合いでも、個人情報についての扱いや管理が曖昧でずさんと感じることは否めない。
ホームページの写真を削除しても、現状や経過の説明、報告責任は存在する。
話合いの内容を基に、今後の再発防止策を明確化しなければならない。
3.原因分析
ホームページに誤って個人情報不同意の園児を掲載してしまったのは、見落としや確認不足による人為的ミスである。
その後の保護者への対応も要領を得ないもので、納得のいく説明ができていない。
保護者がこどもを心配しホームページ上に写真があがったことを取り返しのつかないこととして重要に感じ訴えている状況の中で、新たにインスタグラムを行う話をすることは、とうてい理解しがたい。
4.再発防止策の提言
・今後の再発を防ぐために、個人情報に関するお知らせの内容をより詳しく具体的な説明文に改善する。
・個人情報の同意・不同意は全職員で把握する。
・ホームページや写真展等で園児の写真を使用する時は、複数人でチェックと確認を行う。
チェックや確認する担当を決め、記録をする。
・写真は特定の個人を識別可能な情報として、個人情報保護法のもと厳格な保管・管理を行わなければならない。
・保護者から意見・要望・苦情・不満等の申し出があった時は、真摯な態度で対応し、事実確認を行った上で、迅速に解決を図
る。
・個人情報の保護並びに、同意・不同意の把握やソーシャルメディアの利用について、常に情報が更新できるよう、会議や研修で学
び、全職員で情報の共有を行う。
5.結論
1.令和7年1月15日のホームページにおいて、主任保育士が個人情報の同意のない園児の写真 を掲載した。
2.令和7年4月3日に保護者の訴えに対し適切な対応がなされなかった。
3.令和7年4月12日に保護者の電話対応、その後の話し合いで問題が解決できず、第三者委員会の設置に至る。
4.個人情報の取り扱いと管理、組織の認識を改善する必要性がみとめられる。